青々とした果皮の彩り

フタを開けるとカーブチー特有の爽やかな香りが広がります。青々とした果皮の彩りとほろ苦さがクセになる逸品。芳醇な味わいのマーマレードです。

香り豊かな沖縄固有のみかん

カーブチーは琉球王国時代から伝わる沖縄在来の島みかんです。爽やかな香りと独特な味わいで庶民に親しまれてきました。皮が厚く種（たね）が多い無骨なみかん。野生の面影を色濃く残すこの果実は、沖縄本島北部の山野でのみ収穫される希少な在来種です。カーブチーの「カー」は沖縄の方言で「皮」を表し、「ブチー」は「厚い」を意味していて、まさにその名のとおり。

マーマレードの誕生

ゆず同様、カーブチー果実の最大の特徴は果皮に含まれる豊かな香りにあります。その特徴的な香りと、ライムのような青々とした果皮に着想は得たものの、皮は厚くて苦いので工夫が必要でした。香りがとばないように、あざやかな緑が褪せないように、試作を重ねました。通常マーマレードには刻まれたみかんの皮が入っています。果皮のダイレクトな苦みや口当たりが少々苦手という方でも美味しく召し上がっていただけるように、絹ごしマーマレードは、独自の工夫で果皮を100％ペースト化して滑らかな舌触りを実現しました。

本部町伊豆味（もとぶちょういずみ）産

絹ごしマーマレードのカーブチーは、沖縄本島北部の本部町伊豆味産のもの。周囲を山に囲まれて昼夜の気温差が大きく、柑橘栽培に適した地域。伊豆味地区はみかんの里として知られるところです。秋に収穫されるカーブチーのほとんどは沖縄県内で食べられています。カーブチーの果肉は酸味が少なく素朴な味わいで、果汁がたっぷり含まれています。この果汁とペースト状にした果皮を使った絹ごしマーマレード。瓶のフタをあけるとき、カーブチーのその特徴的な爽やかな香りも、ぜひご堪能くださいね。

とにかく爽やかなマーマレード

普通にパンやクラッカーに塗っていただくも良し、パンケーキやフレンチトーストにのせても合います。スタッフ一推しはヨーグルトのトッピング。抜群です。冬はお湯で割ってホットマーマレード、夏は水や炭酸で割って爽やかに。牛乳嫌いなお子様にマーマレードミルクも飲みやすくておすすめ。（ミキサーに入れてガーッと、すこし長めに混ぜるとクリーミーな味わい。）島詩紅茶には、レモンの代わりに絹ごしマーマレードを。